ランディングページの法務チェックリスト|特商法・景表法・プライバシーを公開前に確認

公開日: 2026年6月4日 · 読了目安 11 分

ランディングページの法務チェックを、特定商取引法・プライバシーポリシー・景品表示法・薬機法の観点から整理します。公開前に確認すべきチェックリストつき。デザインへの落とし込み方まで確認してください。

LPの法務チェックが必須である理由

結論から言うと、キャンペーン専用の LP でも表示義務や誇大広告の規制は通常のサイトと同じように適用されます。「1枚もののページだから簡易でよい」という例外はありません。

EC・予約・資料請求・有料セミナーなど、取引の形態に応じて必要な表記とリンクが変わります。まず自社の LP がどの取引形態かを特定してください。

対策はシンプルです。デザイン段階でフッターに法表記エリアを確保し、コピー段階で根拠のある数値・効果表現に留める。この2点だけで、公開直前の差し戻しの多くを防げます。

特定商取引法に基づく表記|LPでの載せ方

通信販売や特定の継続課金サービスでは、事業者名・住所・電話番号・販売価格・支払方法・返品条件などの表示が求められます。

LP 本文にすべて載せる必要はありません。「特定商取引法に基づく表記」ページを用意し、LP からリンクで誘導する構成が一般的です。

リンクはフッターに常設し、スマホでもタップしやすい位置とサイズにしてください。リンク先がスマホで正しく開けるかも公開前に確認します。

プライバシーポリシーとフォームの同意設計

問い合わせ・会員登録・資料 DL など個人情報を取得するフォームでは、利用目的の明示とプライバシーポリシーへのリンクが必要です。

チェックボックスの同意文、第三者提供の有無の記載は、テンプレート化して全 LP で使い回すのが効率的です。フォームごとに文言を書き起こすと、表記ゆれと確認漏れが起きます。

Cookie や広告タグを使う場合は、クッキーポリシーや同意バナーの要否を法務と確認してください。計測タグの設定自体は「GA4でのLP計測設定ガイド」を参照してください。

景品表示法・薬機法|LPコピーで注意する表現

「No.1」「業界最安」「100%効果」などの表現には根拠資料が必要です。根拠を用意できない表現は、公開前に削るか言い換えてください。

ビフォーアフター写真や体験談の引用も、虚偽・誇大にならないよう注意が必要です。体験談は事実に基づくものだけを使います。

医療・化粧品・金融・不動産などは業界別の広告規制が厳しい分野です。これらの業種では、LP コピーは専門家レビューを前提にしたブリーフにしてください。

業種別の追加確認事項|金融・不動産・アフィリエイト・海外

業種ごとに追加ルールがあります。金融・保険は勧誘規制とリスク説明、不動産は宅建業法に基づく表示、飲食・美容は衛生・効果表現の制限が代表例です。ブリーフに業種を明記し、法務チェックリストを業種で分岐させてください。

アフィリエイトや紹介報酬がある LP では、成果報酬型広告の表示ガイドラインへの適合も確認します。報酬・関係性の開示が不十分だと、プラットフォーム側の審査で止まることがあります。

海外向け LP では GDPR・CCPA などの域外法も検討が必要です。日本語のみのプライバシーポリシーでは不十分なケースがあるため、展開国に応じた文書を用意してください。

法務要件をデザインに落とし込む2つの定石

定石は2つです。第一に、フッターに法リンク用の1行を常設する。第二に、フォーム直上に同意文を置く。この2点をワイヤー段階で固定すると、実装時の漏れがほぼなくなります。

価格・割引・期間限定の表示は、フォントサイズと色で目立たせつつ、条件の詳細はリンク先に逃がします。LP 上での誤解を防ぎながら、訴求力は保てます。

DesignLayer のスタジオではプレースホルダーのリンクを入れておき、本番で法務承認済みの URL に差し替える運用が現実的です。

公開前の法務チェックリスト8項目

公開前に次の8項目を確認してください。□ 特商法表記へのリンク □ プライバシーポリシーへのリンク □ 価格の税込表示 □ キャンセル・返金条件の記載。

□ 効果・数値表現の根拠資料 □ 比較広告の正当性 □ 未成年・オプトアウトへの配慮 □ OGP・メタ情報に虚偽がないか。

チェック結果はブリーフや Notion に残してください。2本目以降の LP では、このリストを流用するだけで確認時間を大幅に短縮できます。

DesignLayerと本番実装の法務分担

DesignLayer で生成したサイトは、構成とコピーの素案です。法務表記・同意 UI・計測タグは、本番実装フェーズでエンジニアと法務が追加する前提で分担してください。

そのために、フッターの余白とリンク文言のプレースホルダーをブリーフに含めておくとスムーズです。生成段階から法表記の場所が確保されます。

法務を後回しにしないでください。サイトレビューの段階でマーケ・法務・デザインが同席する30分の確認会を設けるだけで、公開直前の差し戻しリスクは大きく下がります。

LPの法務に関するよくある質問

Q. 1枚の LP に特商法の全文を載せる必要はありますか? A. 必ずしも全文は不要で、必要事項を記載したページへリンクする方法が一般的です。リンク先がスマホで開けるかも確認してください。

Q. 無料の資料請求だけなら景表法は関係ありませんか? A. 関係します。資料の内容や効果について虚偽・誇大な表示は禁止されています。

Q. ブリーフ段階で法務は関与すべきですか? A. 効果表現・比較・料金表示がある場合は早期レビューが安全です。コピーの段階でチェックすると手戻りが減ります。

まとめ|法務チェックを制作フローに組み込む

LP の法務チェックは公開前の必須工程です。特商法・プライバシー・景表法の要件を、フッターの常設リンクとフォームの同意文という2つの定石でデザインに落とし込んでください。

チェックリスト8項目を Notion などに置き、全 LP で使い回す仕組みにすれば、確認の抜け漏れと属人化を同時に防げます。

コピーの効果表現に不安がある場合は、公開を急がず法務・専門家のレビューを挟んでください。差し戻しより、事前確認のほうが必ず安上がりです。

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