LP ファーストビューの作り方|離脱を防ぐヒーローセクション設計と事例
公開日: 2026年6月2日 · 読了目安 9 分
ランディングページのファーストビュー(ヒーロー)設計を解説。3 秒で伝える要素、レイアウトパターン、業種別の事例と CVR を上げるチェックリストを紹介します。
ファーストビューが LP の 8 割を決める
ファーストビュー(ヒーローセクション)は、スクロールせずに最初に目に入る領域です。訪問者は平均 3〜5 秒で「このページを読み続けるか」を判断するため、ここで離脱されると下段のコンテンツは機能しません。
ファーストビューの役割は 3 つ:① 誰向けのページか ② 何が得られるか ③ 次に何をすべきか(CTA)。この 3 点が同時に伝わる設計が、CVR 改善の最短ルートです。
デザインの美しさより、メッセージの明確さを優先してください。
ファーストビューに含める 5 要素
① 見出し(H1):成果・ベネフィットを 1 文で。② サブコピー:誰向けか・差別化を 1〜2 文で補足。
③ CTA ボタン:主アクション 1 つ(色・文言をページ全体で統一)。④ ビジュアル:商品・サービス・ライフスタイルを示す画像または動画。
⑤ 信頼要素:導入数・星評価・メディアロゴ・受賞歴など、ファーストビュー内または直下に配置。
5 要素すべてを詰め込みすぎると情報過多になります。スマホでは見出し + CTA + 信頼要素の 1 点に絞ることも有効です。
レイアウトパターン 4 種
パターン A:左テキスト・右画像(BtoB SaaS・サービス系で定番)。パターン B:中央配置・背景画像(ブランド・イベント系)。
パターン C:動画背景 + オーバーレイテキスト(EC・D2C で商品体験を強調)。パターン D:フォーム一体型(リード獲得 LP で、ヒーロー右に資料 DL フォーム)。
業種・CV タイプに合わせて選び、A/B テストで検証します。「LP A/B テストの設計と運用ガイド」も参照してください。
業種別ファーストビューの要点
BtoB SaaS:課題 + 成果 + デモ/資料 DL CTA + 導入社ロゴ。「BtoB SaaS ランディングページの作り方」を参照。
EC・D2C:商品画像 + 感情的ベネフィット + 価格 + 購入 CTA + レビュー数。
リード獲得:得られる資料の価値 + フォームまたは DL CTA + 入力項目の少なさを訴求。
採用 LP:ポジション + インパクト + エントリー CTA + チームの雰囲気写真。
コピーの書き方(ファーストビュー限定)
見出しは 20〜40 文字(日本語)を目安に、機能名ではなく成果で書きます。
サブコピーで「誰向けか」を明示すると、ターゲット外の離脱(良い離脱)と、ターゲット内の共感(良い継続)が同時に起きます。
CTA は「詳しく見る」より「無料で試す」「資料をダウンロード」のように具体化します。「ランディングページのコピーライティング」で詳しく解説しています。
スマホのファーストビュー
スマホでは画面高さ 600〜800px 程度が実質的なファーストビューです。見出し・CTA・信頼要素の 1 つが、この範囲に収まるよう優先順位を付けます。
画像は縦長または 4:5 比率が LP に向いています。横長ヒーロー画像はスマホで縮小され、訴求が弱くなることがあります。
固定フッター CTA と組み合わせると、スクロール後もアクション可能な状態を維持できます。
よくある失敗と改善
失敗 1:キャッチコピーが抽象的(「革新的なソリューション」等)。→ 数字・期間・具体的成果に置き換える。
失敗 2:CTA がファーストビューにない。→ スクロールなしで 1 クリック可能にする。
失敗 3:広告文とヒーローが不一致。→ 流入経路ごとにヒーローを出し分ける。
失敗 4:信頼要素がページ最下部のみ。→ ロゴ・レビュー数をヒーロー直下へ移動。
DesignLayer でファーストビューのたたき台を試す
ブリーフで CV・ターゲット・参考サイトの雰囲気を指定し、複数パターンのヒーロー案を生成して比較できます。
スタジオで見出し・CTA・画像を差し替え、社内レビューで「3 秒テスト」(見出しだけ読んでサービスが分かるか)を実施してください。
全体構成との整合は「ランディングページの構成テンプレート」で確認できます。